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欧州車の修理が難しくなっています         掲載日2019年3月3日

欧州車修理1イメージ

部品がない?!

先日、ある輸入車が入庫したお客様より問い合わせがあり、下穴が6.8ミリを指定されているリベット&ボンディングをしなければならないのでリベッターを探して欲しいとの問い合わせをいただきました。
なお、一般的なブラインドリベットのサイズで考えると、リベット径が6.4ミリだとシャフト(引き抜かれるクギの部分です)の太さは4ミリ弱となります。国内で流通しているリベットメーカー二社にも確認しましたがどちらも4ミリを超える太さのリベッターは扱いがないとのことでした。ところが、部品と一緒に支給されたブラインドリベットはシャフト径が5ミリあるとのことでした。
いくつかのメーカー、商社に確認したのですが、5ミリのシャフトを引き抜けるリベッターは見つけられず、最終的に今の手持ちの4ミリのシャフトが引き抜けるエアリベッターのノーズピースの穴を5ミリに広げ、なんとか施工したそうです。

昨日、その同じメーカーの新型車が別の工場に入庫していたので、お客様に御了解を頂いて写真を撮らせていただきました。写真から分かるように、こちらにはセルフピアッシングリベットが使用されています。なお、この部位はアルミと鉄板が接合されており、中間にパネルボンドが入っている構造になっています。コンサルティングイメージ
修理書では、このセルフピアッシングリベットを除去して、前述のブラインドリベットで結合することになっているそうです。(前述の工場では片側で50本もあったそうです)今後このような構造が増えていくのであれば、大型リベッターを探さないとならないかもしれませんね。

国内のリベットメーカーさん、メンテナンスのことも考えて供給してくれないでしょうか?

こんな記事を書いている時に、新型クラウンやレクサスも同じような構造だと気づきました。ただ、トヨタさんではこちらの部品単体での提供は行わないようです。入庫時のお見積りで充分気をつけないといけないなぁ、と思いました。

(この話についてはここには書きませんので、詳しくはお問い合わせください。)


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